働かないふたりに登場する本まとめ
働かないふたりに登場する本をまとめました。
ほぼ確定
14巻
星野道夫『旅をする木』
単行本14巻で初登場。その後もいくつかのエピソードに関わってくる。
おそらく実在の本として作中で登場した最初の本。
守にとって非常に思い入れのある大切な一冊。
作者はカメラマンの星野道夫さん(故人)
と言ってもこの本は写真集ではなく、アラスカの自然やそこに暮らす人々とのやりとりを描いたエッセイ集である。
働かないふたりの作中の言葉を借りれば、場合によっては泣けるし、場合によっては笑える本。
この本を読んでから働かないふたりを読み返すと、守のこの言動は旅をする木の影響かもしれないな~とか、ちょっと通っぽい読み方ができるかもしれない。
17巻
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』
単行本17巻収録の番外編「稲盛さんと戸川さんとドストエフスキー」にて登場。
戸川さんは少なくともこの本を3回は読んでいるらしい。バケモン過ぎる。
ぼくは10ページくらいで心折れました。
25巻
沢木耕太郎『深夜特急』
(2023/07/13 追記) コメントで教えていただきました。ありがとうございます!
単行本25巻 # 1597「本の縁」より。
守のことを霊と勘違いした酔っ払いの会社員が、話の流れで守から貰った本。
世間ではバックパッカーのバイブルとも呼ばれるらしい旅エッセイ。全6巻。
仕事も何もかも投げ出して日本を飛び出した著者が西へ西へと旅をする。
その街に身一つで飛び込んだ人にしかわからない、リアルな五感が伝わってくるよう。
平井一夫『ソニー再生』
単行本25巻 #1635「尊敬する人」より。
守いわく有名な経営者の自伝。波乱万丈らしい。
再生という文字が入ってるのとタイトル横に映っている作者のポーズからして多分これかなと。
副題は『変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」』
未読のため特に書くことなし。
読みました。
平井一夫『ソニー再生 変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」』を読みました。
— 働かないひとり (@goodbye_job) August 13, 2023
単行本25巻 #1635「尊敬する人」に登場していると思われる本です。
平井さん自身の半生も含めドキュメンタリータッチで描かれており、読み物として楽しめました。
https://t.co/SqNfFXpFkZ
森見登美彦『熱帯』
単行本25巻 #1644「完全読書モード」より。
守が完全読書モードになるほどドハマりした本。
かくいうぼくも夢中で読み進めました。
働かないふたり25巻収録の#1644 完全読書モードで守が読んでいた本(森見登美彦の熱帯)まだ途中だけどめちゃくちゃ面白いです。頭がおかしくなる。
— 働かないひとり (@goodbye_job) May 22, 2022
26巻
吉村昭『羆嵐』
単行本26巻 # 1686「クマ」より。
づかっちが守から借りて読んだ本。
三毛別羆事件という実際の事件を基にしたドキュメンタリー。
づかっちもそうだったように、怖いけど読み始めたら止められない。
猟師のジジイかっこいい。
29巻(最新刊)
ブレイディみかこ『ワイルドサイドをほっつき歩け』
(2023/08/20 追記) 何の本かまったくわからず途方にくれていたところ、X(ツイッター)でフォロワーさんに教えていただきました。ありがとうございました!
働かないふたり29巻の1832「しおり」に出てきた本がわかりました。
— 働かないひとり (@goodbye_job) August 8, 2023
新しい素麺(@new_soumen)さんに教えていただきました。ありがとうございます!
拡散してくださった皆さんもありがとうございました! https://t.co/TndFel1n66
単行本29巻 #1832「しおり」より。
エピソード中では本の内容について触れられることはありませんでしたが、守がこの本のしおりになってましたね。
副題は『ハマータウンのおっさんたち』
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の著者によるエッセイ集だそうです(未読)
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』も積んでます。積読過多。
ダニエル・L・エヴェレット『ピダハン』
(2023/08/20 追記) コメントで以前に教えていただきました。遅くなってしまいましたが、ありがとうございました!
単行本29巻 #1895「学びの楽しさ」より。
元浪人生の若者がはじめて守と会話したときに「ぶっとびますよ」と薦められた本です。
副題は『「言語本能」を超える文化と世界観』
著者はブラジルの先住民であるピダハンの人たちと30年以上(本書執筆時点)ともに暮らした、ピダハン研究の第一人者らしいです。
もともとは伝道師として、聖書をピダハンたちの言葉に翻訳することを目的に彼らと暮らし始めます。
自分とは大きく異なる文化を持つピダハンの人々と接していくなかで、著者は大きな影響を受けていくのでした………。
最後の最後に、しれっと著者がキリスト教やめました、と書いてあるのですが、それだけ自身の価値観がひっくり返るような強烈な体験をしてきたのだなと感じさせる内容です。
ちなみに29巻のカバー裏エピソード「勉強のおかげ」に #1895「学びの楽しさ」の後日談が描かれています。ピダハンを読み終えたら、ぜひそちらも合わせて見返してください。
湯本香樹実『夏の庭』
単行本29巻収録の番外編「老人と家」にて登場。
ひとり暮らしの老人と子どもたちとの奇妙な交流を描いた中編小説、らしいです(未読)
カラマーゾフの兄弟もそうでしたが、単行本限定の書下ろしエピソード中では本のタイトルがっつり出してもOKみたいなルールなんでしょうかね?
元ネタかもしれない(自信なし)
22巻
藤井旭『宇宙図鑑』
単行本22巻 #1393「強敵」とそれに続くエピソードでめいが読んでいた図鑑と似ている。
ただし作中では表紙に「宇宙」としか書かれていないため、他本の空似かもしれない。
このほかにもめいは海の生き物や鉱物の図鑑を読んでいるが未調査。
元ネタ不明
調べたけどわかりませんでした! いかがでしたか?
有識者からの情報提供お待ちしております。
25巻
波
単行本25巻 #1634「私も一冊」より。
守いわくめっちゃおもしろいらしい。 そうなの?
ペンギンが表紙にいるやつ
同じく#1634「私も一冊」より。
この本もおもしろそうじゃないですか?
抜け漏れございましたら、
ぜひ情報提供お願いします。
ぼくのほうで元ネタ特定できなかったものについても、ご存知の方いればぜひ教えていただきたく。
ありがとうございました。